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【2017年07月27日03:27 】 |
小説①
第一章

「嵐の曲かっこいいよねー☆」
「greeeenの愛歌いいよねー☆」
「お前○○のコト好きだろ?」
「うっわーこいつたってるー」
「……否。邪気眼の力はこんなものでは………」
外は晴天。季節は春。心地よい春風…というわけでもなく、まだ寒いころ。
崩壊寸前の中学校の授業中。飛行機が飛び交い、中には出て行ってしまう者もいる。そのときの会話だ。いや、授業中に話しがやまないのだから崩壊寸前ではなく崩壊しているといった方が正しいのかもしれない。数学のヨシ公がなんやかんや一生懸命教えようとしているが、ほとんどの生徒は聞く耳をもたない。先生もあきらめたらしく、一部の授業をきちんと受ける生徒にしか話さなくなっていた。
そんな中にいたオレ、カズ15才ばりばり青春まっただ中は、高校受験に向けて真面目に授業を・・・受けるわけもなく、自分の列の一番後ろの奴、龍(リョウ)と駄弁っていた。(オレは連続で一番前だ。何かの陰謀か?)
「なあ、ブランキーのあの曲いいよな」
「どんなんだよ」
「ほら。あの てゅるてゅるううううてゅるうううてゅるてゅるって奴だって」
あえてわからないように言ってみた。まあこんなんでわかるわけないだろう。
「ああディズニー○ンドへか あれ歌詞ひでーよなあ ハハハ」
「あれはひでー うん○みてえだハハハ」
さらっと流してしまったが、よくこんな程度の情報量でわかったもんだ。こいつは一を知って十を知るような奴だな。まあ………実際のところ頭いいわけだが。かなりな。今もばりばりテスト前で、こいつが授業真面目にやらんのはそれでも点が取れるから。オレが授業受けてないのは逃げてるだけ。ようするに
「能ある鷹は爪かくす」あいつと、
「能ない鷹が爪はがす」ってやつかな。若干意味不明だけど。
そんなまったくもって生産性のないことを考えていると、不意に後ろから声がした。
「なあ、カズ?あいつたってね?」
「マジ?………うわwたっとるwww」
「「おーい×××やろー」」
…で、オレがなんでこんな奴と低レベルな会話をしているかというと、友達だからだ。いや、それ以上でも以下でもない。なぜかいつのまにかかなり仲良くなってるっていうタイプの友達だ。まあ、お互いにJPOPアンチでロックやパンクが好きっていう共通点も距離を縮めたのかな。
ちなみに彼にはなにか信念があるらしく、冬でも半袖Yシャツ一枚だ。彼曰く、
「寒いから着ない」そうだ。一般の人には意味がわからないと思うが、彼の頭はいろいろワンダーランドなんで問題ないだろう。
ふと、廊下が騒がしいことに気づいた。気づけば教室に一人も女子がいない。廊下からは黄色い嬌声が聞こえてくる。またアイツか。まあはしゃいだ女子のパンツでも拝めるかと思い、廊下をのぞく。
………いた。そこにはイケメンと言わざるを得ない顔のスカしたヤローが。拓也(タクヤ)である。友達からは「タクヤ様」なんて呼ばれたりしている。JPOPのバンドを組んでいる。そこそこローカルでは有名で、最近は「君の笑顔、僕の笑顔」なんて曲を作ったらしい。ドーデモいいが。
「この前のライブかっこよかったです!また行きます!」
「私、ヒカル君の歌大好き!!!」
「ハハッ 君たちが応援してくれるから僕もがんばれるんだ。ありがとうね。」
なんて言いながら颯爽と廊下を歩いてやがる。金魚のフンみたいに女子をくっつけて。
オレは自分よりも優れたところがある人間が嫌いだ。こういう時は寝るに限る。
机の上に申し訳程度に出ていた筆記用具を乱暴に机の中へと押し込み、オレは眠りについた。



「あー今日も彼女出来なかったぜ……タクヤが憎たらしくなってくる」
「しゃーねーよ龍。アイツの顔と歌はチートの域に入っちまってる」
「ハハッ そりゃかてねーw」
いつもの二人での下校。なんだか男二人で毎日下校というのも少し気持ち悪い気もするが、一緒に帰る女子なんていないからな。まあオレは厳密に言えばいるんだが、それはまた後で。
二人でなんとなく歩幅を合わせて歩きながら、音楽の話し、エロ本の購入の方法などを真剣に語りあっていると、不意に龍が考え事をするかのように下を向き出した。
「どうした?龍?」
「まてよ・・・オレ、アイツよりもモテる方法考えたわ」
「は?そんなの無理だろ」
「なあ、バンド組もうぜ!オレ達で!」
コイツは何いってんだ?もう受験まで一年。オレはとくに高校に行けるかさえ不安だってのにバンド?俺は一応小学校の頃ギターやってたから多少は楽器できるが、お前はどシロウトじゃないか。いろいろなことを審議した結果、バンド活動は俺の中で事業仕分けされた。
「無理だ。」
「じゃあ決まりな!明日俺ん家に朝七時!んじゃ俺ここで!」
「ちょ 待てよ!人の話を…」
みるみるうちに遠ざかる龍の背中。
「俺は……いかないからな」
一言、もう以内龍に向かってつぶやいたあと、道ばたの石を蹴りながら一人で帰った。



次の日。日曜日。いつもより2時間も早く朝六時にセットした目覚まし時計が鳴り響いていた。
「…結局律儀に早起きまでしちまった。せっかくの日曜日だってのに。」
大きく足で反動を付けて布団をはね飛ばすと、朝食の待つテーブルへと急いだ。ちなみに俺の家では朝ご飯がほぼ毎日目玉焼き&ご飯大盛りというマンネリを通り越した領域に入っている。もう当たり前のコト過ぎてだれも文句はいわないが。
毎朝座っている俺の特等席とも言うべきイスに座ると、目玉焼きをいつもの カズstyleで食べ出した。
~カズstyle~
①目玉焼きをご飯のうえに茶碗にふたをするように設置
②醤油を投下
③目玉焼きのコア部分を攻撃し、陥落させる
④食べる。

というのがいつものスタイルだ。ものの一分もかからずに食べ終えると、俺は昨日のうちに準備してあったギターの入ったギグケースに手を掛け、龍の家へと出発した。

パンクしているのかと思うほど重いペダルをこぎながら龍の家に着いたのは、七時十分だった。あれだけ勝手に事を進められたにもかかわらず、申し訳ないと思っている俺がいる。どうやら自分で気づいていなかったが俺はお人好しらしい。
かなり大きな家にふつりあいな安っぽいベルの音を鳴らしてしばらくすると、中から龍が出てきた。
「まあはいれよ 今日が俺達の船出の日だ。」
どうやらかなり盛り上がっているらしい。

龍の部屋に入る。下に転がっているCD、エロ本を踏まないように注意しながら(前エロ本を踏んだ時は半殺しにされた)、やっと二人座るスペースのある孤島のようなスペースへと行き着くと、龍が静かに話し出した。
「いきなりなんだが……ブ決まった。」
「おいもうちょっと大きい声でいえって」
どうやらかなり話しづらいことらしい。とりあえず彼の小さい声を聞き取れるように身構えた。が、龍は予想外に吹っ切れたような大きな声で叫んだ。
「ライブきまっっちまったんだよおおおお!」
ポカーン……コレが漫画の世界なら間違いなくそんな語句の付くような空気が広がる。が、漫画みたいに二度聞くほど俺の耳は悪くなかった。
「ライブ……?まだメンバーもいないし練習もしてないのに?」
「悪い…勢いでな……」
「なにしてんだよ!いますぐ断れ!いますぐに!」
「それがことわれねえんだよ…もうライブのほとんどの宣伝用具やらもそろえられちまってる」
「最悪だ……」
「ま、まあ聞いてくれ。俺だってなにも考えずにライブをうけたわけじゃない。俺はその時…」

話によると、龍はあのあと待ち伏せしていたタクヤにあったらしい。そこで、
「君たちがバンドを組むんだって?面白いじゃないか。今度県で最大のライブに出演することになっているんだが、特別に君たちの出演枠を作ってあげようか?まあいまからじゃ才能のない君たちには無理かな???」


こんな話に載せられたらしい。タクヤは絶対に俺達に恥を掻かせる気だ。タクヤは、中1の頃は中2病が炸裂しすぎていて、俺達が虐めていたんだ。だから仕返しをしようというわけか。
続く



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【2010年06月15日12:54 】 | 未選択 | コメント(1) | トラックバック(0)
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コメント
無題
おめww
ブログにも上げてたのかwww
俺実名なんだけど(^_^;)
まあええけどね
【2010年06月15日 13:51】| | りょ #29ef4a84aa [ 編集 ]
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